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薬食同源

食事は医療の根本

日常の食事は医療の根本であり、病気を治療・改善する「医薬品」と、健康を維持・増進する「食事」とは本来根本は一緒であり、病気を予防する最善の策であります。
体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬などは必要としないでしょう。健康を保つためにも、日常の食生活を見直すことが大切です。

薬には化学的に合成された「医薬品」と、天然の植物や動物から作られる「生薬」とが使われています。
生薬で薬になる植物は、その全草をとって乾燥したり加工し薬用にするものもありますが、殆どは薬効の最も多い成分(有効成分)が含まれる部分だけをとって作られます。植物により、葉だけのもの、花だけのもの、種子だけを使うものがありますが、草、根、木、皮、果実など様々です。

このように草根木皮実から作られた薬物を「生薬」といい、中国産(漢薬)と日本産(和薬)を合わせて「和漢薬」とよんでいます。

自然の恵み

病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つためには欠くことができないもので、源は同じという考え。
古くから中国にある、体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないという「薬食同源」の考えをもとに実現させたものが「薬膳」です。

漢方薬には、さまざまな生薬が使われていますが、「薬膳料理」は、これら生薬の性質や薬効を利用して、健康の維持・増進や病気の予防、治療の改善を図るための料理で、家庭でも簡単につくることが出来ます。

また食事の仕方にも、こだわっていただきたいものです。

  • 暴飲暴食、不規則な時間帯に食事をしないこと。
  • 肉や魚などの主菜、野菜や海藻類、きのこ類を使った副菜も取り入れた、一汁三菜。
  • 調理方法も炒め物や揚げ物が多いと、脂肪の過剰摂取につながるため、蒸し物、和え物、煮物など油が少ないメニューと組み合わせるのが理想です。
  • 体に必要な栄養素を補うだけでなく、体のリズムを整えていくため、1日3食、決まった時間に食べる習慣をつけること。

特に朝食をいただく習慣をつけることで、活動に必要なエネルギーが補え、1日が活動的に動けます。朝食を欠いてしまうと、エネルギーが脳に十分に届かないだけでなく、体が飢餓状態になるため、昼食を食べ過ぎてしまい、肥満の原因になりかねません。

また昼食と夕食までの時間が空きすぎると間食が増えてしまったり、夕食を食べすぎてしまい、カロリーオーバーになる事も…。寝る2時間前の食事や遅い時間の夕食は、ほぼ肥満を招きます。

  • 食べ物は一つの食品として、栄養的に偏りが少ない
  • 生薬は栄養的に偏りが多い。又は、偏りそのもの

食事は一つの食品に多くの栄養素が入っています。生薬は植物のある部分を利用し、その部分にある種類の成分が多く入っています。どれを食品にし、どれを生薬にするかは、先人たちが長い経験の中で一つづつ見つけていったと思われます。

薬膳と食養生

「薬膳」は食事の中に生薬を入れて調理しますが、「食養生」は生薬を食事に入れることはしません。食品の種類と量を組合せ、その人の栄養的に偏った体を調整します。それによって体質が変わり病気から解放されることを目標とします。

食品は、適度な量を時間をかけて食べる事ができ、薬は小量、そして短期間用いるものです。
ある食品やある栄養素の取り過ぎが、体の不調を招き、病的な状態へもって行く可能性もあります。蛋白質の過不足、糖の過不足、脂肪の過不足など、栄養の過不足は体にとって負担になり、毒になることが考えられます。

「薬」が使い方によって毒にも薬にもなるように、「食べ物」も食ベ方によっては毒にも薬にもなる事もあるため、ルールを作ってバランスよく食べることが重要です。

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